現在の沙流郡平取町内の国道237号沿いにある荷負(におい)地区と、荷負の東にあたる額平川の上流にある貫気別(ぬきべつ)地区とを結ぶ、13.4キロの植民軌道です。 貫気別の東には「びらとりすずらん群生地・・・ (続きを読む)
鉄路の旅 47 (真狩線)
真狩線 函館本線の狩太(現在のニセコ駅)駅前市街と羊蹄山南麓の真狩別市街を結ぶ植民軌道です。 真狩別村(現在の真狩村)の開拓がはじまったのはマッカリ原野の植民地区画が選定された明治27年からです。明治・・・ (続きを読む)
鉄路の旅 43 (北海道植民軌道)
北海道植民軌道は北海道だけの軌道 昭和47年5月に「浜中町営軌道」を最後に北海道の簡易軌道(植民軌道)はすべて廃止になりました。 大正14年5月から、根室線厚床から中標津原野まで試験的にはじまった植民・・・ (続きを読む)
鉄路の旅 42 (江当軌道)
江当(えとう)軌道 大正14年9月に、開発が進む当別村と江別町を結ぶ軌道敷設が認められました。 翌年1月に資本金15万円の江当軌道㈱を設立し、社長に池田一修を選任。工事は同年4月に開始されます。 単線・・・ (続きを読む)
鉄路の旅 40 (SL最後の列車)
SLは鉄道の花形といえるでしょう。 15年ほど前になるかと思いますが、ニセコ駅の近くで観光のSLを見かけました。私が小学生のころまでは鉄道列車と言えば蒸気機関車が当たり前でした。蒸気機関車は北海道の冬・・・ (続きを読む)
鉄路の旅 34 (札幌軌道)
札幌軌道 札幌市に存在した馬車鉄道を起源とした軌道事業者です。 明治41年2月、札幌区北7条東1丁目から篠路村茨戸に至る馬車鉄道敷設が、石狩町生振(おやふる)村の村議鳥羽熊三郎らによって出願。 篠路、・・・ (続きを読む)
鉄路の旅 33 (寿都鉄道)
寿都鉄道 大正9年10月、寿都町から黒松内間16.5キロの鉄路を開業しました。一日三往復の運行で所要時間は45分、二等車も連結されました。 寿都港に水揚げされた水産物を黒松内停車場から函館本線に継送す・・・ (続きを読む)
鉄路の旅 32 (夕張鉄道)
夕張鉄道 大正10年10月、資本金300万円の夕張鉄道㈱として設立されました。 栗山~新夕張(後の夕張本町)間の地方鉄道敷設特許を出願し、翌大正11年7月に許可が下りました。 大正13年8月から工事が・・・ (続きを読む)
鉄路の旅 30 (萬字軽便線2)
萬字軽便線 2 明治43年1月に、萬字軽便線の請願書が提出されました。 その要旨は「炭田は3000万坪、農耕適地は4000町歩あり戸数800、人口4000だが、鉄道未敷設のために採掘に十分の力を注ぎえ・・・ (続きを読む)
鉄路の旅 29 (萬字軽便線1)
萬字軽便線は岩見沢市の室蘭本線志文駅から東へ敷設された鉄路です。 旧空知郡栗沢町の萬字炭山駅までの23.8km(6駅)を結んでいました。1985年(昭和60年)に全線廃止となっています。 鉄路を調べる・・・ (続きを読む)