十津川人 14 (入植の二日目)

新天地 入植の二日目 まず家のまわりを広げるところから始まった。 打ち寄せる笹の波に、小屋は押し流されでもするように見えた。それに暗い。 昼食のとき、小屋の前に立って、ため息をついた。わずかの空き地が・・・ (続きを読む)

十津川人 7 (免租地に異変) 

免租地に異変(律令制と免措) そもそも、領地というのは領主がおり、そこから租税をとりあげる土地ということです。律令国とは、飛鳥時代から明治時代初期まで、租・調・庸・雑徭や労役というような税負担を強制す・・・ (続きを読む)