石がもえた 松つぁんは、鉄砲うちの名人である。 「クマうちだば、松つぁんにゃ、誰もかなわねえべ。てえしたうでだも」 鉄砲うちの仲間の間でも、松つぁんの腕まえは評判だ。酒好きな松つぁんは、いい気持ちにな・・・ (続きを読む)
北海道の山々 107 (化雲岳)
化雲岳(かうんだけ) 美瑛町と新得町との境、大雪山からトムラウシ山方面への縦走路上にある標高1,954.3mの山です。 忠別川の源頭に立ち、北面はスパッリ切れ落ち岳の名もふさわしい山容です。 この山は・・・ (続きを読む)
北海道の岬めぐり 138 (出岬)
出岬(でさき) 出岬は島武意海岸の展望台から右側をとらえたところになります。特に岬といえるものではありませんが、積丹出岬灯台があります。 塔高は13.0mですが、高台にあるため海面からは灯高は141.・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 85 (クマとちえくらべ)
クマとちえくらべ 川下の男と川上の男が隣合って住んでいました。 ある日、川下の男は川上の男の方へ出かけていきました。そして、木の船と土の船を作り上げ、なんの気なしにひとりごとを言いました。 「誰か来な・・・ (続きを読む)
北海道の山々 106 (礼文岳)
礼文岳(れぶんだけ) 礼文島は隣り合う利尻島とは対照的に細長く平坦な島で、島の中央部に位置するのが標高490mの礼文岳です。 礼文の地名は、アイヌ語のレプン・シリ(沖の島)からきています。 海岸付近で・・・ (続きを読む)
北海道の岬めぐり 137 (積丹岬)
積丹岬(しゃこたんみさき) 国道229号を野塚市街地に走り、T交差点を右折せず直進すると道道913号に入ります。この道は積丹半島を一周して国道229号に出ます。 積丹川、日司ひづか川を渡ると日司地区で・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 84 (米と魚)
米と魚 むかしな、シャモ(本州人)とアイヌがいっしょに漁場でかせいでいたころの話だ。飯時に、アイヌの漁師が、飯の食べ方になれないのか、飯つぶを食いこぼして、そのうえ平気でふみつけていた。それを見かねた・・・ (続きを読む)
北海道の山々 105 (オプタケシケ山)
オプタテシケ山(オプタテシケやま) 上川郡美瑛町と新得町の境界に位置する標高2,013mの山です。 名称は「美瑛岳」と記されています。 十勝岳連峰の北端に位置する山。 山頂付近は溶岩の砂礫が積み重なっ・・・ (続きを読む)
北海道の岬めぐり 136 (ルシ岬)
ルシ岬 武威トンネルを抜けるとすぐに西河トンネルがあります。このトンネルを過ぎると前方が一挙に広がり「野塚」の町に入ります。 前方に突き出して見えるのが「ルシ岬」(積丹半島)です。 「ルシ」はアイヌ・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 83 (ネズミとヘビと大ブキ)
ネズミとヘビと大ブキ 松前まつまえの上磯かみいその沖、江差えさしから70キロ北の海上に、奥尻おくしりという、まわり8キロほどの島があります。 島には、あらしをさけるに都合のよい港がところどころにあって・・・ (続きを読む)