古潭(こたん) 厚田村の発祥地は古潭になります。古潭は現在の厚田市街地から南に下った押琴(オショロコツ)地区で、天然の良港となる地形があったために弁財船(北前船)が往来するようになりました。 押琴湾は・・・ (続きを読む)
厚田村から 17 (第43代横綱吉葉山)
北海道はかつて相撲王国でもありました。元横綱の記念館が町興しとともに建てられています。有珠の麓に北の湖、道南の福島町には千代の山(道産子横綱第一号)と千代の富士、弟子屈には大鵬記念館があります。 石狩・・・ (続きを読む)
厚田村から 16 (佐藤松太郎)
「厚田村」は映画監督・脚本家の松山善三が書いた単行本です。 父親に徴収令状が届き札幌月寒の25聯隊に行くところくらいから始まります。(日露戦争)。上巻は厚田村の網元佐藤松太郎が主役として登場。 当時・・・ (続きを読む)
厚田村から 15 (戸田 城聖)
戸田 城聖(とだ じょうせい) 明治33年、現在の 石川県加賀市塩屋の生まれで2歳の時に「厚田村」に北前船の仲買商であった家族と移住してきました。 戸田には9歳年上の兄がおり同級生に子母澤寛がおりまし・・・ (続きを読む)
厚田村から 14 (新選組始末記)
写真は、厚田の道の駅に展示されている子母澤寛の本で、おそらく初版本ではないかと思います。確認まではしませんでした。 真ん中の「新選組始末記」が昭和3年に出された作家デビュー作品です。左の「新選組遺聞」・・・ (続きを読む)
厚田村から 13 (座頭市)
「座頭市」は1962年(昭和37年)の『座頭市物語』から89年(昭和64年)まで映画26本、TV100本が作られた勝新太郎人気映画です。 この物語は子母沢寛の歴史随筆集「ふところ手帖」(61年、中・・・ (続きを読む)
厚田村から 12 (子母澤寛)
子母澤寛(しもざわかん) (1892―1968) 小説家。旧厚田村栄誉村民 子母澤寛はペンネームで本名は梅谷松太郎。 厚田に生まれ地元の小学校を出て札幌の北海中学校へ。 在学中に文学活動を始め・・・ (続きを読む)
厚田村から 11 (梅谷十次郎)
子母澤 寛(本名・梅谷 松太郎)は、祖父梅谷十次郎(通称斉藤鉄太郎又は鉄五郎)に盲愛的に可愛いがられて育ちました。胡坐の中で語り聞いた話が子母澤文学の源泉になっています。 「私の祖父は江戸の無頼(やく・・・ (続きを読む)
厚田村から 10 (ルーラン)
梅谷松太郎(子母澤寛)の母・三岸イシは生まれたばかりの我が子を置いて札幌に駆落ちするのですが、本籍を七飯村から厚田村16番地に転籍しています。 そうして、三岸好太郎を産みます。 好太郎は一度も訪れたこ・・・ (続きを読む)
厚田村から 9 (梅谷松太郎の出生)
梅谷松太郎(うめやまつたろう) 梅谷松太郎とは、後の子母澤寛の本名です。松太郎の出生と実の母、育ての祖父の関係なくして小説家子母澤寛は誕生しませんでした。 母は三岸イシといいます。明治7年(1874年・・・ (続きを読む)