歴史上のアイヌ民族で最も有名な人物はシャクシャインです。 その名は中学校の教科書にも登場し、高校日本史でも掲載されるほどです。この戦いは、近世の蝦夷地における最大の戦いであり、当時の幕藩制国家にとって・・・ (続きを読む)
蝦夷の時代31 (シャクシャインの戦い1)
ハエクル(オニビシ方)のアイヌは、松前藩に武器の援助を要請しますが、藩はアイヌ内部の問題として拒否します。オニビシが亡くなって一年目、オニビシの姉婿にあたるウタフが再度武器援助の要請に訪れますが拒否さ・・・ (続きを読む)
蝦夷の時代30 (シャクシャイン法要祭)
毎年9月23日に、新ひだか町(旧静内町)にある真歌の丘(真歌公園)にアイヌの人たちが集まり、伝統行事や供養祭が行われています。 平成18年(2006)まで、日高支庁管内に設置されていた静内町は、三石町・・・ (続きを読む)
蝦夷の時代29 (シャクシャイン後編)
砂金と鷹待 松前藩は、他の藩のような米高がなく本州商人から入手していました。 米・酒・煙草・鉄製品・古着・漆器などを藩主の商場に行き、アイヌ側の干鮭・熊胆・鹿皮・オットセイなどと交換し、その物品を松前・・・ (続きを読む)
蝦夷の時代28 (シャクシャイン前編)
松前藩主五代目松前矩広の時代(1665年から1720年)にアイヌ民族最大の戦いが起こります。 この蜂起はアイヌ内部から発したものでしたが、アイヌ民族の幕藩制国家への戦いでもありました。松前藩主が幼少で・・・ (続きを読む)
蝦夷の時代27 (松前藩主五代目矩広)
松前藩主五代目 松前矩広(のりひろ) 1665年(寛文5年)から1720年(享保5年) 在位55年 享年61歳 寛文5年、幼少の松前矩広が藩主となり、家老の蠣崎蔵人広林は財政改革の必要からアイヌ・・・ (続きを読む)
蝦夷の時代26 (松前藩主四代目高広)
松前藩主四代目 松前高広(たかひろ) 1648年(慶安元年) – 1665年(寛文5年) 在位17年 享年23 徳川家光~家綱の時代 寛永20年(1643年)、三代藩主・松前氏広の長男・・・ (続きを読む)
蝦夷の時代25 (松前藩主三代目氏広)
松前藩主三代目 松前氏広(うじひろ) 1641年 – 1648年 在位7年 享年27歳 元和8年(1622年)、2代藩主・松前公広の次男として蝦夷福山館にて誕生。 兄・兼広が早世したた・・・ (続きを読む)
蝦夷の時代24 (松前藩主二代目公広)
松前藩の財政の柱を「鷹」「砂金」「檜」と大まかに書いてきましたが、松前藩主を通して蝦夷の時代を見てみたいと思います。徳川幕府と同じく松前藩主も15代で終わります。 アイヌ民族最大の蜂起・シャクシャイン・・・ (続きを読む)
蝦夷の時代23 (松前藩の財政・檜)
砂金のゴールドダッシュは約半世紀続き下火になりましたが、明治に入ってから再度復活します。蝦夷の地は、まさに「黄金の国」だったのです。 今日でも町興しの一環で「砂金祭り」が残っています。 砂金と入れ替わ・・・ (続きを読む)