ろうそく岩のヘビー紋別市 上渚滑かみしょこつの立牛たつうしにあるろうそく岩は、タツウシヌプリ(立牛岳)の、山の神さまを守る祭場であり、しぜんの岩を、そのまままつったものであるといわれています。むかしか・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 71 (キツネにつままれた話)
キツネにつままれた話 忘れもしない、わたしが8つぐらいのときのことだ。だから、もう、60年もむかしのことになる。けど、つい昨日うのことのような気がする。 わたしは、紋別もんべつの近くの滝ノ下というとこ・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 64 (白鳥のかざり玉)
白鳥のかざり玉 あるとき、天をおおっていた大きな布がほころびて大きな穴があいてしまったのです。(ギリヤークの人々は大空はひとつの布でおおわれていると考えていまですね) 毎日、毎日、その穴から強い風が吹・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 47 (お札の虫ぼし)
お札の虫ぼし こんなハッカの大金を手にして、次々と変なことが起こるうわさが広まったもんだから、ーーおれはそんなはんかくさいことせんぞーーと気ばるのがふえてな。 あるハッカ農家のおっちゃんは、ーー札束ば・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 46 (札をぶっこまれた銀行)
札をぶっこまれた銀行 日本一高い飯の話は近所で評判になってな、「はんかくさいやつだよ。おれはそんなことせんぞ」と、みなが気をつけるようになった。 今度は、隣のおっちゃんがハッカの代金を受け取りに、町へ・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 45 (日本一高い朝飯)
日本一高い朝飯 あるおっちやんが町の仲買人なかがいにんの所に、ハッカの代金をもらいに行った。 おっちやんは生まれて初めて見る札束さつたばをいくつもいくつも受け取った。どきどきしながら胴巻どうまきの腹か・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 44 (ハッカ成金)
ハッカ成金 北見のハッカといえば、世界中に売り出されて有名なもんだった。 むかしの北見は鉄道はないし、馬車もない。 馬の背に荷物をつけて運ばなくちゃならないから、畑の作物は軽くて金めになる物がいいって・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 32 (斜里ウトロのオロッコ岩)
斜里しゃりウトロのオロッコ岩 斜里から、知床半島へ向かう途中に宇登呂うとろ部落がある。この港の沖に怪獣かいじゅうに似た岩ばかりの島があり、昔はこの島に、オロッコ族が住んでおった。 この島の附近を通ると・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 31 (化物に憑かれた夫)
化物ばけものに憑つかれた夫 北見きたみの斜里しゃりに、イペランケという老婆ろうばがいた。この老婆の若い時の話である。 イペランケは、毎日海でアザラシを捕とって生活をしておった。 ある日、美しい斑点はん・・・ (続きを読む)
北海道のむかし話 30 (斜里の老狐)
斜里しゃりの老狐ろうこ 昔、斜里に一匹の歳をとった狐きつねが住んでおった。老狐はいつも、漁場の蔵の屋根の上で昼寝をしていた。 アイヌの人々は、この老狐を神様として敬うやまい、誰も悪戯いたずらをする者は・・・ (続きを読む)