尻別岳(しりべつだけ)

国道230号で中山峠から喜茂別町に向かうと、右手に羊蹄山(標高1898m)が見え、正面にその小型版の尻別岳(標高1107m)を見ることができます。
初めて見た時に、この小型版を羊蹄山と見間違えました。特に、雲や霧で羊蹄山が見えない時は、間違えても仕方がありません。大きさを比べると親子ほども違う両山ですが、実はこの山は夫婦で尻別岳は羊蹄山の夫にあたります。
アイヌ語で尻別岳をピンネシリといい「雄岳」を意味し、羊蹄山をマネチネスといい「雌岳」をいいます。

後方羊蹄と書いてシリベシと読み、それが蝦夷富士だとしたのは松浦武四郎で、シリベシは本当は尻別岳の事だという説もあるくらいです。

喜茂別町役場に行き、羊蹄山のビューポイントはどこですか?と聞いたことがあります。役場の人は、羊蹄山と尻別岳を同時に見ることができる「二つ富士」の場所を教えてくれました。
この場所を訪れましたが、絵にするには遠方過ぎて次の機会にしました。

尻別岳は何枚か描いており、京極町からの尻別岳です。