尻羽岬(しればみさき)

厚岸湾の湾口に突き出ているのが尻羽岬で、アイヌ語のシレパは「地の頭の出ている岬」という意味です。

厚岸から国道44号で釧路に向かい尾幌で道道142号に入ります。ここは仙鳳趾(せんぽうし)という村で、釧路郡釧路町の東側で厚岸湾の端に位置するところです。仙鳳趾(せんぽうし)の云われは、魚涌き立つ〈魚が・跳ねる・いつもする・所〉という「魚が沢山いた」ことが語源。潮の流れが少しきついため、ここで育った牡蠣は身が締まりプリプリになり、しかも大粒で強い甘味と濃厚でコクがあることで知られています。

仙鳳趾を過ぎたころに左折して農道に入ります。知方学(ちぽまない)の標識に従って進むと尻羽岬の駐車場に到着します。
しかし、ここから岬までは丘の上の草原を1300mほど東に歩かなければなりません。私は草原の丘を途中まで歩いて諦めました。

写真は、その途中から駐車場方面を写したものです。

「釧路村の失われた風景」にも岬のことを書いてあります。