ワタスゲ(綿菅) (霧多布湿原にて撮影)

琵琶瀬木道

霧多布付近に広がる広大な湿原で、ワタスゲ・サギスゲ・ヤチスゲ・ムジナスゲ等、ワタスゲ属の多年草が咲き乱れ、一部は泥炭形成植物群落として天然記念物に指定されています。
6月下旬から9月中旬にかけては、ワタスゲの白・ヒオウギアヤメの紫・エゾカンゾウのレモンイエロー・ノハナショウブの濃い紫・タチギボウシの紫の群落は見事。

カヤツリグサ科 ワタスゲ属の多年草                  
      
北半球の高山や寒地に分布する。北海道から中部地方以北の高山帯から亜高山帯の高層湿原に分布し、大群生をつくることが多い。高さ30-50cm。花期は5-6月。白い綿毛を付ける果期は6-8月。花が終わると直径2-3 cmの名前の由来ともなっている白い綿毛を付ける。この綿毛は種子の集まりである。