北海道へ志願して渡った士族たち 1

写真の小説「石狩川」は旧岩出山領伊達邦直のことを書いた戦前のベストセラー本です。

仙台藩の移住状況 

明治3年から始まった仙台藩の移住は、明治14年までの約10年間に、岩出山藩612人、亘理藩2,648人、角田藩278人、白石藩851人、柴田藩123人の合計4,512人

特に開拓に成功し定着したのは、旧岩出山領伊達邦直と旧亘理領伊達邦成でした。

岩出山領は、家臣吾妻謙らの努力で、二転三転する困難な状況の中で現在の当別町を築き上げます。

亘理領は、家老田村顕允の統率と指導によって現在の伊達市の名を残しました。

ここで挙げられている「家老」は20代前半の若者でした。