矢越岬(やごしみさき)

矢越岬は、知内町と福島町の境界にある断崖(海抜約121m)の岬です。
岬の近海では天候が急変するため、航海の難所として恐れられてきました。頼朝に追わ蝦夷地に逃れてきた源義経が、悪天候を鎮める為に矢を放ったところ、天候が回復し、無事に上陸できたという故事があります。
アイヌ語の「ヤクシイ」(内陸を通るところ)が語源だとも言われています。

岬に立つ矢越岬灯台は、1957年(昭和32年)の点灯で、光達距離12海里(約22キロ)の白亜の灯台です。

松前矢越道立自然公園

北海道の最南端に所在する松前町の白神岬を中心に、知内町と福島町に跨る東西約30kmの海岸線及びその西方海上に浮かぶ松前大島・松前小島からなる約2,052haの自然公園(1968年指定)です。