知床岬(しれとこみさき)

一般の人が知床岬に行くには、ウトロ港から遊覧船に乗って行くしか手立てがありません。岬に上陸することもできません。
20年以上も昔になりますが、一度だけ乗船したことがあります。知床を訪れる人は、もう来ることもないだろうと遊覧船に乗るでしょう。

シレトコの地名はアイヌ語の「シリエトク」(地の果て)からとされています。
森繁久彌の「知床旅情」が流行った時代に、口ずさみながらイメージしていたのは斜里町ーウトロのことを歌ったものだと思っていました。後に、これは間違いでウトロから知床峠を超えて羅臼の歌だと知りました。

「地の果て」と言われるとやはり行ってみたくなるものです。遊覧船は岬を一周するのですが、灯台が立っている岬の先端は標高30~40mの平らな台地でした。また、台地の周りは断崖なので良くみえるのです。私は積丹半島の神威岬のように海に迫り出していると思っていたので、その穏やかな岬に驚きました。
知床岬灯台は「日本の灯台50選」に選ばれています。