丸山岬(まるやまみさき)

厚苫トンネルを抜けると古平町ですが、この地域は群来くき町といいます。
「群来」とは、鰊の大群が産卵のために春になると海岸に押し寄せることですが、町の名前として付けているのは古平町だけではないかと思います。
古平の町も、かつては鰊で繁盛した町であったという証で、群来町のエリアは、厚苫岬から丸山岬の間になります。

古平漁港があるのは国道229号が突き当たった所になります。道は右折してさらに進みますが、この交差点を左折すると丸山岬になります。
この一帯が町になっており、水産加工業が建ち並びます。今の古平は「タラコ」が名品で、加工会社では販売店も出しているので買い求めることができます。
私は良く、この一帯をドライブで廻ります。

古平町のHPを見ると下記のような歴史があります。
「古くから人の住む地域でありましたが、江戸時代には松前藩の統治下で「古比羅」「フルビラ場所」と呼ばれニシン漁場として拓かれました。その後も漁業を礎として発展してきた歴史をもっています。 古平という地名は現在の古平川と呼ばれている川の名前で、もとはポロベツと言われていたところで、この付近の大事な川でした。この川に赤い崖があって、それをフレピラ(赤い崖)と呼んだのが場所になったと言われています」