桂月岳(けいげつだけ)

黒岳と凌雲岳の中間に位置する標高1,938mの山です。見た目にはそれほど魅力を感じるものではありませんが、御来光を見る絶好の場所として知られており、黒岳の大岩盤の展望台としても素晴らしいといいます。

桂月岳は文学者の大町桂月の名をとっています。大正10年8月に地元の案内人を伴って黒岳沢から黒岳登山を行い、それを記念して名付けられました。
この時の紀行文が中央公論に掲載され、大雪山の名が全国に知れ渡り、それが契機となって黒岳登山道が開削されました。