馬追原野

アイヌ語で「タンネト-」という沼がありました。“細長き沼”という意で「長沼」という地名が生まれました。現在はこのタンネト-の碑が残されています。
長沼町の開基は明治20年。第一鍬者、吉川鉄之助及び渡辺伝二は千歳、三川、由仁を経由して馬追原野の夕張河畔に入り、木村勇次郎は開拓連絡のため一時札幌に留まるとあります。吉川一行は
明治4年(1872年) 岩手県水沢藩家臣及び附近の移住36戸が開拓使の募集移民として出発。移住民は3組に分れ北海道に渡ってきていました。

辻村もと子(文学台)
長沼町を一望できるビュースポット。開拓初期の長沼を描いた辻村もと子の長編小説「馬追原野」。第1回樋口一葉賞の受賞を記念し文学碑が建立されました。ここは長沼を代表するビュースポット。長沼町の全景、そして石狩平野を一望することができます。