塩狩峠
和寒(わっさむ)の町名由来はアイヌ語の「アッサム(at-sam)」(オヒョウニレの木・(の)傍ら)からついたとされています。「輪寒」「和参」と書かれた時代もあったそうです。

かぼちゃやキャベツ、アスパラなどの野菜や、きのこの生産が盛ん。
キャベツを、収穫せずそのまま雪の下で保存する「越冬キャベツ」発祥の町。

 明治42年2月28日、南の比布町との境に塩狩峠があり、この区間に差し掛かった旅客列車の客車最後尾の連結器が外れて客車が暴走しかけたところ、当時鉄道員でありキリスト教徒であった長野政雄(ながのまさお)という男が列車に身を投げ、客車の下敷きとなり乗客の命が救われたという事故が起こった。
この実話を元に、三浦綾子が「塩狩峠」を著し、これを記念し塩狩峠記念館及び文学碑が建てられています。