明治2年(1869年)-開拓使余市詰役員派遣(浜中出張所)余市定着77軒。
明治4年-旧会津藩士、余市町に入植。明治8年-開拓使、アメリカから取り寄せたリンゴなどの苗木を農家に配布。明治12年-余市リンゴ、はじめて結実。

余市町は、ニシン漁により発展し町の基礎を築いてきましたが、昭和29年の漁を最後に余市湾への回遊が途絶えました。現在は、ニシンに代わって、「えび」、「いか」、「かれい」漁などがさかんに行われ、また北限の鮎の生息地でもあります。一方、果樹の栽培が明治初期から試みられた結果、リンゴ、ブドウ,梨などの生産では全道一を誇っています。そしてワインやウィスキーの醸造業「ニツカウィスキー」の工場があります。

文化財
温暖な気候で知られ、古くから人が定住し、多くの人々の往来がさかんな地域でした。遺跡や文化財に恵まれた歴史の宝庫でもあります。フゴッペ洞窟、旧下ヨイチ運上家、旧余市福原漁場、大谷地貝塚(未公開)の4件が国指定の史跡や重要文化財に指定されています。