インマヌエル教会
 
今金の町名由来は、1893年(明治26年)同地に入植した今村藤次郎と金森石郎の名字から。
 

1891年ー現在の神丘地区にキリスト教徒のための理想郷を求めて同志社大学の志方之善、丸山要次郎が調査に入り、1893年に会衆派と日本聖公会の教徒約60戸が入植。
1893年- 今金地区に今村藤次郎、金森石郎らが入植。大豆栽培始まる。
1896年- 志方の妻、荻野吟子が神丘地区に入植したが、教派の対立で開拓団が分裂、今金を離れる。

1987年(昭和62年)3月16日に廃止された国鉄瀬棚線が、町内を通っていました。美利河駅、花石駅、北住吉駅、種川駅、今金駅、神丘駅の5駅が設置されていました。

宗教団体と開拓者精神

明治以降の北海道開拓移住団体の中で,過酷な条件の中での生活を内から支える精神的な支柱を与えるものとして注目されたのは宗教的理念を持って移住してきた団体でした。
日本人初の女医、荻野吟子と、その夫の志方之善をはじめとするキリスト教徒が、明治24年以降に理想郷を築こうとした土地に建てられた小さな教会もその一団体でした。
ヘブライ語で「神我と共に在ります」という意味を持つインマヌエルの丘の林間で、記念碑と共に歴史の息吹を伝えています。道内出身の作家 渡辺淳一による小説「花埋み」の舞台にも登場します。