上国寺本堂(じょうこくじほんどう)

上国寺本堂は、国道228号線沿いにあります。勝山館の宗教世界を支えた北海道最古の寺院建築で、嘉吉3年(1443)に真言宗の僧、秀延が創立したと伝えられています。

本堂の内陣天井支輪に宝暦8年(1758)の墨書があり、細部の様式などからもこの頃の建立であると思われていますが、江戸の記録で永禄3年(1560)頃の建立とされ、室町時代に存在したお寺です。当初は真言宗に属していましたが、江戸時代中期より浄土宗に改宗され現在に至っています。
本堂は平成20~23年度にかけて、文化庁の国庫補助事業で半解体修理を行い、内陣が最も整備された明和6年(1769)の姿に復元されています。

見学は自由ですが、寺内見学の場合は問い合わせが必要です。