明治11年<第一回農業仮博覧会>

写真は第1回農業仮博覧会です。

明治11年に札幌大通西二丁目と大通西三丁目に第一回農業仮博覧会の会場が設けられ、これ以後各種催しの会場になりました。
この場所より西に行くと町の賑わいはなくなり、大通西十丁目以西の部分は屯田兵の練兵場でした。

博覧会は隔年開かれ明治20年からは中島遊園地に会場を移しました。
また明治20年ころの大通西3丁目界わいが馬車輸送のステーションに変わっていき、札幌の交通体系は大通と札幌駅が中心となり現在もそのまま継続されています。

明治9年に、大通西三丁目、大通西四丁目に二千坪(約6600m2)の花壇が作られました。
そうして明治42年に造園設計家の長岡安平を招いて逍遙地としての整備を行ったのが大通公園のはじまりとされています。