長万部平野(おしゃまんべへいや)

室蘭を基点とする国道37号で長万部に向かうと静狩峠のトンネルを過ぎると長万部町に入り、ここからが道南となります。目の前に長万部平野が広がり、峠を下りてJR室蘭本線と並行し左に太平洋を見ながら一直線に走り、函館からの国道5号との交差点が国道37号の終点です。

長万部町は渡島半島内浦湾の最深部に位置し、東は内浦湾に臨み、北は長万部川をさかのぼって、島牧村・黒松内町に接し、西は今金町に、南は八雲町に接しています。

地形はおおむね丘陵が起伏し、大部分が山地によって占められ、平地は内浦湾に沿って帯状に分布し長万部川・紋別川・国縫川沿いに平坦で肥よくな農耕地を有しています。

また、海岸のほとんどは砂浜です。

長万部町内にはJR北海道の函館本線・室蘭本線が分岐し町内に7つの駅があります。国道は5号線・37号線・230号線の3本の主要幹線道路が集中し、交通の要衝として昭和時代から栄えてきた町です。

平成10年には高速自動車道長万部インターチェンジ平成13年には国縫インターチェンジが開通しています。
北海道新幹線の長万部駅が予定されていますし、地域高規格道路の実現により交通の重要拠点としての役割が一層高まります。