岩内平野(いわないへいや)

岩内平野を一望できる展望台があります。ニセコ町から岩内町に向かう時に山越えになるのですが、通称パノラマライン(道道66号)の峠に観光施設「神仙沼」があります。ここから共和町、岩内町、泊村の平野と日本海が眺めます。

岩内平野は北海道西部、積丹(しゃこたん)半島の基部にあって、東西に約18㎞、南北に約10㎞の比較的狭く、南側に広がる堀株(ほりかっぷ)川下流の平野です。
国富(くにとみ)を頂点とし西方日本海側に三角形をなしています。
国富は共和町の国道276号と国道5号が交差する地点の地名です。

平野は、北東の新第三紀層からなる山地を切って断層崖(がい)下に形成された扇状地台地で、南部の砂層の海岸段丘と、これらの間を蛇行しながら堀株川がつくった三角州状沖積平野でなりたっています。
平野前面には砂丘列が南北に走り、堀株川は平野の北端で日本海に注ぎます。

共和町、岩内町がエリアで北部に泊村があります。この泊村に北海道の原子力発電所が3基あります。

台地や段丘は畑地、沖積地は水田が卓越する農業地帯米作が行われるほか,特産物にスイカメロンアスパラガスがあり、日本のアスパラガス栽培発祥の地でもあります。