絵鞆岬(えともみさき)

室蘭市にある絵鞆半島最西端の岬で、三方が海に囲まれ内浦湾と太平洋、室蘭岳、有珠山や羊蹄山方面の山並み。大黒島と景勝地になっています。
アイヌ語で岬を意味する「エンルム」が語源とされています。

岬にはアイヌ民族のチャシがあった場所で、1600年頃には松前藩が絵鞆場所を開き、和人とアイヌの人たちが商取り引きをする運上屋を建てていました。
後に運上屋が幕府直轄の会所となり、対岸のモロラン(現・崎守)に移設されるまでは、絵鞆は、室蘭の昔の呼び名でもありました。

絵鞆岬からの大黒島