愛冠岬(アイカップみさき)

アイカップという地名は、アイヌ語では大きな崖を意味するときに使うことが多く、部族間の戦いの際「運試しに矢を放っ たが届かなかった」ということに由来しています。愛冠岬は高さ80mの断崖です。

厚岸町の代表的な名所地で、厚岸湾に浮かぶ大黒島と筑紫恋海岸を一望できます。ただし、海霧漂うときなら(夏季は千島海流と暖流の日本海流の混流によって海霧が発生)幻想的で、その霧の中に鹿の群れが現れるので日常から大いにかけ離れた時間となります。

駐車場から遊歩道があり、ダケカンバ、エゾマツなど、亜高山帯の木々の茂る森のなかを歩くこと10分ほどで岬の突端まで行く事ができます。
岬突端には「愛の鐘ベルアーチ」があり、鳴らすと愛(思い)が叶うというものです。