アイニンカップ岬

厚岸湖を取り囲むように、厚岸湾に突き出した半島があります。この半島の先端に18世紀末江戸から和人の探検家が訪れていました。
国道44号にある道の駅から、この半島には今は橋が架けられているので便利になりました。かつては、渡し船で渡るか厚岸湾をぐるりと陸続きで回るしかありませんでした。
このことを書いた「失われた風景」があります。
 
アイニンカップ岬の先にアイカップ岬があるので間違えないことです。
 
チンベノ鼻から道道123号を走ると、どんどん内陸に入ってくるので海は見えなくなります。従って、アイニンカップ岬に行くには途中から左折して山道を上り下りしなければならないので観光名所にはならないでしょう。
 
ところが、調べてみると厚岸町床潭沼のわきからアイニンカップ岬の基部の海岸へ下りると,急峻な海食崖に砂岩泥岩互層が露出しているとありました。
根室層群厚岸層のタービダイト互層で、最大で厚さ3m程度あり,厚層理だといいます。