北海道一周の「岬めぐり」を終えましたが、岬と言われている所を番外で紹介します。湧別町、佐呂間町のサロマ湖に二つの岬があります。海岸沿いではありませんので、見過ごしてしまいます。

サロマ湖は北見市・佐呂間町・湧別町にまたがる汽水湖で、琵琶湖と霞ヶ浦に次いで、日本で三番目に大きい湖です。
サロマ湖沿岸にはアッケシソウ群生地がいくつかあります。
そうして、岬がキムアネップ岬・サンゴ岬とあります。

アッケシソウは1891年に厚岸町の牡蠣島で発見され、著名植物学者の宮部金吾が地名をとってその名を付けました。高さ10~20cmの一年草です。

別名であるサンゴ草の方が有名で、葉の様子がサンゴに似ているのでサンゴ草と呼ばれているそうです。

サンゴ岬(湧別町)
湧別町、サロマ湖の西端にあるサンゴ草群落で、サンゴ岬、鶴沼原生花園のサンゴ草群生地です。岬の名前がサンゴとついていることからもわかるように、赤いサンゴ草の群落が湖畔にびっしりと広がります。ここは観光案内でも紹介されることは少ない穴場。
北海道指定天然記念物です。

 

キムアネップ岬(佐呂間町)
国道238号でサロマ湖を左に見え隠れしながら進み、佐呂間別川手前で左折して進むと突き当りにサロマ湖に突き出ているのがキムアネップ岬です。
キムアネップとは、アイヌ語で細長い場所の意味。

岬の付け根はサンゴ草群落(アッケシソウ群落)になっています。
キムアネップ岬はキャンプ場になっており、岬一周の遊歩道もあります。