木巻岬(きまきみさき)

島牧村は鰊の獲れたところで松前藩時代には「シマコマキ場所」を開いていました。しかし、御多分に洩れず交通は難所の陸路で島牧へは舟に頼っていました。安政年間(1854年)に江差の商人鈴鹿甚右衛門と津軽の商人松前屋庄兵衛らが私費を投じ須築(現在の久遠郡せたな町)からコタニシ(現在の島牧村原歌のあたり)に至る狩場山道を開削し陸路での移動を可能としたとあります。これが現在の国道229号の前身になります。

木巻岬は木巻川の河口になります。岬といってもらしきものは灯台があるくらいです。山が海に落ち込んでおり、平地がありません。
この先に「道の駅よってけ!島牧」があるところに多少平地があり、ユースホステルがあります。二度宿泊したことがあるのですが、海を見ながら地元の食材を使っての手作り料理をいただいたことがあります。