清部岳(きよべだけ)

松前郡松前町大島にある標高722mの山です。大島については寛保岳ですでに触れておりますが、この島には三山あり最高峰は江良岳の737mとなります。

東西6キロ・南北3.5キロ、海岸延長周囲約16キロで三角錐形をした楕円形の島で、海底地形は急深で距岸約500メートルで水深100m、約2kmで水深500メートルに達し、特に北部の海域は起伏が激しいといいます。

かつて、ワカメ採取の海女漁で季節的な居住者はありましたが今は無人島となっております。島の周囲の漁場は、マグロ・マス・タラ・メバル・イカ・ホッケなどが漁獲され豊かですが、気象の急変する海域であることから、昔から 海難事故があとを絶たない海域でもありました。

接岸が困難なため、漁船の緊急避難用の漁港が建設されていますが、オオミズナギドリの繁殖地として天然記念物に指定されているため、一般の入島は禁止されています。