三九郎岳(さんくろうだけ)

道南の北斗市と森町の境界に位置する標高802mの山で、グリンピア大沼の奥に聳えています。

北海道の山の名はアイヌ語に由来することが多いのですが、この山の名はあきらかに和名です。回りには弥五兵衛岳、二股岳という名の山もあります。

蝦夷の時代に、松前藩が現在の松前町に作られたときに松前藩主・松前慶広がアイヌと和人の居住分離政策をとりました。
現在の八雲町との境を松前藩(和人地)の直轄地を定めたことにより、現在の森町一帯に和人が住むようになったことによると思われます。

しかし、三九郎とは人の名と思われるのですが、どのような人なのかは分かりません。