しほろ町名は、アイヌ語のシュウウォロー(広大な土地)が転訛したもの。
昔この地に忍び込んだ盗賊が村人に見咎められ、鍋を水に漬けたままで逃げたという伝説によって、シュー・オル・ペツ(鍋を漬ける川)から名づけたとも言われています。

伝統農業保存伝承館

士幌への本格的な入植は、明治31年になってからです。
岐阜県で設立した美濃開墾合資会社の一行(43戸)が中士幌に入植し、大地の開拓を始めました。
現在、記念公園になっており士幌町発祥の地碑がある他、大正初期の美濃地方特有の農家様式である美濃の家も復元されています。

 

大正2年に旧佐倉藩主堀田正恒により、中士幌原野に佐倉農場が開設されました。
大豆を中心に行い、第一次大戦の豆景気に沸いたこともありました。
水田も試みられましたが、条件に合わず畑作に絞られていきます。
次第に奥地に開発が進み、役場が遠く不便なことから、分村し川上村としましたが、道内に類似名があり大正15年に士幌村と改称しました。

十勝平野が一望(士幌高原ヌプカの里)

士幌高原、新田地区はかつて無水地帯で毎年のように山火事が発生していた不毛の地でした。
戦後、国営新田地区開拓計画がスタートし、山麓はヌプカ牧場となりました。

士幌高原は大雪山国立公園の南端に位置し、士幌市街から車で20 分。

十勝平野が一望できる絶好のビュースポイント。標高600mからの景色は晴れている日は遥か彼方永遠続く十勝平野の地平線を見ることができます。
ロッジ、コテージがあり、昼は高原の散策、白雲山の登山、バーベキュー、そして夜には天体観測など自然を満喫することができます。