昭和新山は、1943年12月から1945年9月までの2年間に17回の活発な火山活動を見せた溶岩ドームです。当時は太平洋戦争中で、世間の動揺を抑えるために噴火の事実は伏せられ、公的な観測すら行うことができませんでした。
昭和新山は三松家の私有地であり、ニュージーランドのホワイト島等と同じく、世界でも珍しい私有地内にある火山です。
1957年に特別天然記念物に指定されました。
なお、現在、昭和新山の山麓には、三松正夫記念館が建っており、三松正夫による観測記録などの資料類が展示されています。
新田次郎『昭和新山』文藝春秋(1971年)を読まれると旅も楽しくなります。