北海道の木
 
ポプラ

ポプラは、ヤナギ科ヤマナラシ属 (Populus) の植物の総称。
 
ポプラが輸入された時期は明治の始めが通説です
「黒田清隆」が北海道を開拓をするにあたってアメリカから当時の農務局長ホーレス・ケプロン(1871年7月に訪日して1875年5月に帰国)を招いて農業と産業の基礎を作りました。
札幌の町並みが完成したのが明治6年10月ですから、その時にアメリカから農作物と洋種の樹木を多量に輸入します。

日本では、街路樹や、牧場の境界の目印や防風林として植えられました。

北海道大学にはポプラ並木があります。
 
木材の利用として、幹はマッチの軸などに利用されてきました。
中国の内陸部では成長が早く活着が良いことに着目し植樹が行われています。成長に水分を多く要するようになる樹齢20年以前を目安に伐採されることが多く、単板や合板に加工され利用されています。地域の貴重な現金収入かつ防風林の役割を果たすことから、植樹が奨励されていました。
 
ポプラは成長が早く高木となりますが、その高さに比較して根が大きくならないことから台風などの強風に弱く、根ごと倒れることがあります。
2004年の台風18号の折、暴風に襲われた北海道大学のポプラ並木は、大量の風倒木を出しました。