小歌岬(こうたみさき)

小歌岬は久遠くどう漁港と上浦漁港の間の岬になります。道道740号で本陣川を渡ると大成のみやこ地区で市街地に入ります。市街に入らず左折して更に沿岸を走ると岬に出ます。岬を回って過ぎると上浦かみうら漁港となります。
この二つの漁港の間に、更に小さな漁港があり防波堤先端部や小歌岬の地磯先端では投げ釣りをする人がおります。釣りの好きな人たちにはたまらないところです。

都の地区は人口が700人強で、大成区では大きな町になっています。
合併してせたな町大成区となっていますが、この大成区の歴史を遡ってみると北海道では別世界を感じます。

元々は9つの村がありました。
(太田村・上古丹村・一艘澗村・三艘澗村・目方泊村・湯ノ尻村・平田内村・貝取澗村・長磯村)。
それが明治2年に9村が久遠郡となりました。
明治14年に一艘澗村・三艘澗村・目方泊村が「久遠村」となり、
明治35年には太田村・上古丹村・湯ノ尻村も加わり「久遠村」となります。
大正12年には平田内村・貝取澗村・長磯村の山村が合併して貝取澗村となり、
昭和30年、久遠村と貝取澗村が合併して「大成村」となりました。

久遠郡という地名が明治2年に付けられ、この「久遠郡」は合併後も「久遠郡せたな町」として残りました。一郡で一つの町は襟裳と同じです。