黒松内岳(くろまつないだけ)

長万部と寿都を結ぶ低地はブナの分布境界線として知られ、黒松内低地地帯と呼ばれています。黒松内岳はその西に聳える標高739.8mの山ですが、鋭い山容が山の麓からでも見えます。
朱太川の支流である黒松内川や賀老川(黒松内町の水源の川)、島牧村の折川や大平川の源流にあたります。

山名はアイヌ語のクルマッ・ナイ(和人の女の・沢)に由来しています。
出稼ぎの漁夫を慕って本州からきた女性たちの船が難破し、このあたりに住んだという伝説があります。