横津岳(よこつだけ)

道南の渡島半島は、津軽海峡に面して東側に亀田半島、西側に松前半島が本州の下北、津軽半島と対峙しています。
松前半島の盟主が大千軒岳なら、亀田半島は標高1166.9mの横津岳となります。恵山道立自然公園に指定された亀田郡七飯町にあります。

この横津岳を教えてくれたのは、北斗市にある「きじひき高原」の展望台でした。丁度、隣で観ていた中年の男性が解説をしてくれました。
きじひき高原は新函館北斗駅から車で約15分のところにあります。パノラマ展望台からは、津軽海峡や函館山、大沼、駒ヶ岳などの絶景を一望できます。
ここから駒ヶ岳を描いた絵があります。

山名の語源は、アイヌ語でユク・アッ・ヌプリ(鹿がたくさんいる山)が転訛して「ヨコツ」になつたといいます。
松浦武四郎が弘化二年(1845年)に踏査したと「初航蝦夷日誌」(1850年)に記載しています。しかし、松浦武四郎は良く歩きますし山も登っています。