室蘭から国道37号を南下し伊達・虻田を過ぎて静狩峠を越えると噴火湾と長万部平野が飛び込んできます。
37号は長万部で5号線にぶつかり終点となります。

この交差点を左折するとバイパスに入り噴火湾をみながらのドライ ブとなり、昔の5号線ドライブインコースとなりますが、交差点を 右折してJRの線路を越えて左折すると長万部駅の北側になります。
このあたりは、まず通らないので気がつかないのですが「平和祈念館 と植木蒼悦記念館」があります。 長万部町教育委員会が管理して」いますが、とても田舎 の記念館とは思えないほど素晴らしい作品群と展示品が並んでおり ます。

 
植木蒼悦
(うえき そうえつ)
1896(明治29)~1982(昭和57)享年86歳
植木蒼悦記念館(長万部町教育委員会)

蒼悦は、函館で生まれ17歳の時に大下藤次郎画伯の門下生として日本水彩画研究所に入所。
その後函館に戻り、独自・独学で水墨画を始めました。   
      
長万部の記念館では常設されておりいつでも無料でみることができます。
河童を題材とした水墨画は特異な境地を開いたものです。 

                                              
平和祈念館 

長万部町で43年間開業していた医師の故 工藤豊吉氏が、私財を投じて建設した美術館で、昭和58年(1983年)の終戦記念日に、展示品の数々が長万部町に寄贈され、人類の平和を祈念して開館いたしました。 

反戦と平和を願う心が生んだ、さまざまな美術工芸品が展示されています。展示作品は、総数588点。

前庭は彫刻の庭となっており、北海道出身の世界的彫刻家・本郷新氏の作品「嵐の中の母子像」「わだつみのこえ」ほか3点が展示されております。