あかいがわ村名の由来はアイヌ語のフレ・ベッ(赤い・川)の意訳です。

明治21年、新潟県人長谷川友太郎が鉱石を運搬する道があったことから、無願開拓の形で山道地区に入地しました。(明治10年に明治鉱山が発見)
一町2~3反を耕し、炭焼きを行っていました。後に入植した人たちと山道団体として開拓に当たりました。

明治26年、余市開墾㈱により貸し付けを受け開拓を始めます。
この会社は余市郡の林長左衛門・栗屋貞一らでした。
このころから移住者が増えてきましたが、この会社の小作人がほとんどでした。

明治32年、余市郡大江村(現:仁木町)より分村し、赤井川戸長役場を設置。
明治39年 、小樽支庁から後志支庁へ変遷、同時に二級町村制で村が成立。

山中牧場

戦後は米を主産物としましたが、生産調整によりイチゴ・メロン・スイカなども栽培するようになりました。

昼夜の寒暖の差の大きいカルデラ盆地の気候が、ジャガイモ・カボチャの質の良いでんぷん質を作り出し、スイカやメロンの甘味を強めているといいます。

牧畜も行われ、山中牧場のアリスファームのソフトクリームは絶品の味で人気があります。

 

キロロリゾート

キロロリゾート

過疎化対策が問題となり、平成3年にキロロリゾートを誘致し、ゴルフ場やテニスコート、冬にはスキー場と新たな産業の開発を行っています。

 

 

 

 

カルデラ盆地

遥か遙か大昔、大爆発で出来た噴火口に満々と水が溜まり、洞爺湖の様に大きな湖でした。それが、羊蹄山の噴火による大地震でカルデラの一部が崩れ、流れ出した水がどんどん山を削り、出来たのがカルデラ盆地です。
水路は余市川となり、仁木、余市と、果物の産地を潤して海へ注いでいます。
噴火口に暮らす日本で唯一の村が「カルデラの里 赤井川村」です。
「日本で最も美しい村連合」の一つ。