メークインの発祥地

地名の由来はアイヌ語で「アッ・サム(楡皮・のそば)」「ハチャム(桜鳥)」諸説あり。

古くは松前藩の所領。1678年同藩のヒバ(ヒノキアスナロ)山開放により、伐採のため本州から杣夫(そまふ)が渡来した。農業を副業として定着し、各河川流域の開墾が始められました。厚沢部はヒノキアスナロ自生の北限に近い場所でした。
1869年(明治2年)榎本武揚率いる旧幕府脱走軍が松前藩の居城、福山城を攻略したため、松前藩主らは築城途上の館城(現在の厚沢部町城丘)に避難したが、追撃してきた旧幕府軍の攻撃で落城。藩主らは海路対岸の津軽半島に避難。
1872年(明治5年)北海道開拓使の管轄となり、明治9年俄虫村戸長役場を設置。明治39年厚沢部村。

道の駅あっさぶ

国道227号沿いにある道の駅「あっさぶ」は、地元のヒノキアスナロ(ヒバ)材を使って建てられた駅。駅やトイレの中はヒノキアスナロのいい香りが立ち込めています。物産館は厚沢部町の特産物を集めた販売コーナーになっており、人気の高い木工芸品を始め、味噌や黒大豆のお菓子、メークイン焼酎などユニークな特産品を販売しています。メークインの発祥地ともあって、メークインを始め、さまざまな特産物の地方発送も行っています。