函館弁の威勢のいい声が飛び交う朝市。

JR函館駅西口そばに約400軒もの店がひしめき合い、午前4時頃から店が開きます。魚、野菜、珍味、昆布なんでも揃います。
日用品や衣類の店もあり、昼頃で終わりますが、乾物屋さんは夕方までやっています。おいしい朝食が食べられる大衆食堂もたくさんあり、朝市見学のあとの胃袋を満たしてくれます。

 この朝市のルーツは昭和20年。

函館駅前広場の隅に、戦後函館周辺の農業生産者の一部が換金の必要にせまられ、野菜の立売りを始めたことです。
当時は、組織化された配給ルートもなく闇市の一部とみなされていました。

現在の敷地に市と交渉し支所有地(現在地)1,997㎡を買収、移転したのは昭和31年でした。