JR北海道ー1
1994年(平成6年)5月、JR北海道は函館本線の上砂川支線砂川ー上砂川間7.3キロを廃止しました。三井砂川鉱業所が石炭運搬船用線として敷設した線路の譲渡を受けて大正15年からの営業でした。
閉山と利用客の減少でしたが、JRによる路線廃止は全国初でした。
平成7年(1995年)、深川ー名寄間の深名線121.8キロが9月3日限りで廃止、バスに転換。年間9億の赤字はバス転換で赤字を1億にまで圧縮できるというものでした。
ちほく高原「ふるさと銀河線」
池北線(十勝の池田~北見・140キロ)は、北見、池田、本別、足寄、陸別、置戸、訓子府などの沿線住民の存続運動が実を結んで、北海道でただ一つの第三セクター鉄道として存続が決まりました。
平成元年(1989年)6月に北海道ちほく高原鉄道㈱が設立されました。資本金4億9995万円は40%が北海道、沿線の一市六町が40%、残りの20%が企業や個人株主となりました。
2006年4月21日に廃止されましたが、営業当時は日本の第三セクター鉄道路線としては最長の営業距離を持つ路線であり、廃止後も2019年3月23日に三陸鉄道がリアス線 (163.0km) を開業するまでは史上最長でした。