矢臼別線(やうすべつせん)

矢臼別は「米軍と自衛隊の合同演習」として知られているところです。

国鉄標津線の西別ー中標津間の開業で並行するために廃業となる植民軌道の根室線のうち、西別ー矢臼別川間を「矢臼別線」として改称して馬力で存続させた植民軌道です。

矢臼別川の船着場は、別海村内陸部の各原野の産出物や生活物資などの移出入の拠点になっていました。このため昭和9年6月、標津線の西別駅開業と同じ日に西別駅前ー矢臼別川船着場間5.9キロと、同区間の付帯施設の0.5キロを矢臼別線として馬力で使用を開始しました。

標津線標津ー計根別間が開始する昭和11年7月に矢臼別線は廃止となりました。