松浦武四郎翁顕彰碑ー斜里町ウトロ
斜里町の「知床8景」を見ると
フンベの滝・オシンコシン展望台・カムイワッカ湯の滝・夕陽台(ウトロ)・知床五湖・知床峠・オロンコ岩・プュニ岬です。
このうちオロンコ岩がウトロの拠点となります。
知床半島中央のウトロ港は、漁港であり知床観光船の発着場でもあります。
このオロンコ岩駐車場の一角に松浦武四郎の碑があります。
説明版には次のように書いてあります。
松浦武四郎翁は文政元年(1818) 伊勢国に生まれ、弘化二年(1845) 以来前後六回にわたり北海道、千島樺太を探検され、北方に関する著書、 地図だけでも膨大な数にのぼっております。
明治21年(1888)71歳で没せられましたが、翁は北海道の名付け親であり、その集大成された記録は北海道開拓の貴重な資料として 不朽の名声を博しております。
当地知床へは三度訪れ「知床日誌」に次の歌を詠んでおります。
「山にふし 海に浮寝の うき旅も慣れれば慣れて 心やすけれ」
茲に翁の没後百周年に当り、ゆかりの地に顕彰記念碑を建立し永くその功績を讃えます。
昭和63年9月30日 松浦武四郎没後百年記念協賛会
武四郎が通ったコースは、標津から海岸沿いにウエンベツ(植別)に至り、ここから舟でマッカウシ(ひかりごけ)に泊まり、さらに舟で大きく知床岬を廻ってウトロに上陸、ここからは海岸線を通って斜里に抜けました。