ポンマチネシリ

阿寒カルデラの南西壁上に生じた雌阿寒岳は、ポンマチネシリや阿寒富士など8つの小さな火山から構成される成層火山群で、主峰はポンマチネシリ(標高1,499m)です。

火山群中央部には約13000年前の火砕流噴出で形成された中マチネシリ火口(直径1.1km)があります。
ポンマチネシリや西山・北山・阿寒富士の火山体が形成された後に、約1000年前にポンマチネシリ山頂部で中規模のスコリア噴火がありました。
その後は主に水蒸気爆発が頻発し、ポンマチネシリ山頂部にポンマチネシリ火口(旧火口と赤沼火口)が形成され、近年も数年おきに小規模な噴火が発生しています。