明治42年<新冠牧馬場内の龍雲閣:建設>

桜並木の二十軒道路開催の時に、龍運閣が公開されており中に入ったことがあります。

8月 新冠牧馬場(新冠御料牧場)内に賓客の宿舎として龍雲閣を1909年(同42年)に建設された。 第1号の宿泊客となったのは、韓国皇太子の案内役として来場した元勲伊藤博文だった。龍雲閣には、伊藤の絶筆とされる七言絶句の墨書が残る。

明治41年に客舎(貴賓舎)として建築に着手され、翌42年に竣工しました。
当時、当牧場は既に36年、御料牧場となってから20年を経過しており、宮中御料馬の生産や北海道産馬の改良の本務の他に、陸軍の要望に応えて軍馬の拠出をしていました。

皇族をはじめ高位高官をお迎えする機会は多く、たまたま、翌年に韓国皇太子李艮殿下御臨場の予定されていた事が、この客舎の実現になりました。

伊藤博文の絶筆もそのまま保存されていました。