明治29年<日清戦争と屯田兵>
写真は月寒郷土資料館(旧第25連隊本部)にある資料の一部です。
日清戦争で戦争開始後、屯田兵は後備兵とともにはじめて動員され国内に残留しました。
明治29年(1895年)3月4日、屯田兵を中心とした臨時第七師団の編制が命じられると、全兵力が出動します。
まず小樽に集結し、4月に汽船で青森に渡り、そこから汽車で東京に行き、22日に充員を完了し、30日に第一軍に編入されました。
しかし講和交渉がはじまったため戦地に赴くことなく、5月15日に復員命令を受けます。6月に北海道に帰り、6月22日に臨時第七師団は解散しました。