忠類村(ちゅうるいむら)は、十勝支庁南部にあった村です。
2006年2月6日に隣接する幕別町に編入合併。
ナウマン象が村のシンボルとなっています。
忠類ナウマン象記念館
日本で初めて全身骨格の復元に成功したナウマン象の化石は、1969(昭和44)年7月、忠類晩成地区の農道工事現場で偶然に発見されました。
側溝掘り作業の際、アルバイトの少年がツルハシを地面に打ち下ろした先に、湯たんぽのような模様がある楕円形の塊(かたまり)が出てきました。少年はそれが理科の教科書に載っているゾウの歯によく似ていることに気づきました。
そして、専門家による調査の結果、その掘り起こされた塊が、なんとナウマン象の臼歯だということが分かったのです。
12万年も前に生息していたというナウマン象の化石発掘。記念館は1988年8月に開館。
館内の主展示室は、
「プロローグ」「発見」「調査」「発掘」「研究」「復元」の6つのテーマに沿って分けられ、効率よく展示されており、予備知識がなくてもわかるようになっています。