奥行臼駅逓所(町の文化財)
明治43年に山崎藤次郎氏を取扱人として開設されました。
北海道独自の制度である駅逓制度は旅人に宿や人馬を提供したり、駅逓によっては郵便業務などの役割も担った施設として地域を支えてきました。
廃止となる昭和5年6月まで別海・西別・別当賀方面への分岐点にある駅逓所として旅人に利用され、鉄道など未発達なころ、開拓に欠かせない拠点の一つとして、活躍しました。
根室管内では44カ所、このうち本町においても9カ所設けられていましたが、現存している駅逓所は「奥行臼駅逓所」のみです。