サロマ湖はオホーツク海岸に位置する潟湖で、3町(湧別町・佐呂間町・北見市常呂)にまたがっています。面積は全国で琵琶湖・霞ヶ浦に次いで第3位です。
湖に沿って国道238号が通っており、湖が林の中にチラチラと見えているうちに気が付いたら網走の能取湖だったということになります。
紋別方向から走ると、道の駅「愛ランド湧別」がサロマ湖に入った目印です。
次の道の駅サロマ湖(佐呂間町)が中間地点。ここにサロマ展望台があるので湖の全貌を見渡すことができます。
さらに進むと湖のキムアネップ岬があります。ここを過ぎてしまうと常呂町に入るので注意が必要。
キムアネップ岬は秋に天然記念物に指定されているサンゴ草が色づき遊歩道や展望台も設けられ、四季折々の豊かな表情を見せてくれます。
サロマ湖とオホーツク海
佐呂間町の名の由来は、アイヌ語の「サロ・オマ・ペット(葦のあるところの沼)」から”サロマ”となり、大正4年に”佐呂間町”と和文に転用しました。
明治27年、青森県東津軽郡出身鈴木甚五郎が浜佐呂間に入植、半農半漁の営みに始まり、大正15年定期バス、昭和11年の鉄道の開通などにより人口が急増、昭和28年町制施行により佐呂間町となりました。
2つの『うみ』を有する佐呂間町は、近い将来の資源枯渇に対処するため、いち早く栽培漁業への転換を図りました。なかでも「ホタテ」は高い品質とコンスタントな生産量を誇り、広く海外にも出荷されています。このほか、北海シマエビ、ウニ、カキなどの養殖もおこなっています。