せたな町は、平成17年に北檜山町・瀬棚町・大成町の3町が合併して誕生しました。町の北は島牧村、東は今金町、南は八雲町、西は日本海をはさんで奥尻島をのぞんでいます。
北部と南部が山地となっており、北部には道南の最高峰狩場山(1,520m)など1,000m級の山々が連なり、南部には遊楽部岳(1,276m)や白水岳1,136m)が連なっています。

(北檜山地区)
道南有数の高さを誇る狩場山は死火山ですが、無数にあった火口は大小の湖沼として今も残っています。
今金町の山間から流れ出し日本海へと続く全長80㎞の後志利別川。道南唯一の一級河川で、何度も清流日本一に選ばれており釣り人を楽しませてくれます。

(せたな地区)
三本杉岩は、せたな地区のシンボルです。

せたな町となり、総延長約72㎞の海岸線には、無数の奇岩・怪岩や断崖絶壁が立ち並びます。
雄大な自然と日本海とが織りなす美しい色合いと迫力ある風景は感動を与えてくれます。

 

せたな町

洋上風車「風海鳥」
日本初の洋上風力発電で700mの沖合に2基の風車が回っています。騒音問題がなく、環境にもやさしく町のランドマークにもなっています。現在10基の風車が立ち並んでいます。

 

 

 


(大成地区)

太田神社

太田神社は断崖絶壁にそびえる太田山(標高485m)にある北海道最古の歴史を誇る山岳霊場です。
創立は嘉吉年間(1441~1443)といわれており、享徳3年(1454)に松前藩の祖、武田信広が太田に上陸した際に太田大権現の尊号を賜ったと伝えられています。

美濃の国の「円空上人」は寛文6年(1666)に太田山にこもり、岩窟内で数多くの木彫仏像を作りました。さらに、安永7年(1778)には甲斐の国の木喰上人が訪れ、円空の仏像に感動し自らも仏像を作ったといわれています。
二人が作った仏像は焼失・紛失しましたが、その後復元されたものが太田神社拝殿近くの保管施設に3体展示しています。
毎年6月27日~28日には大漁と海の安全を祈る例大祭があります。
27日には白装束の若者が行う本殿までの御山掛けを。また、大漁旗をなびかせた漁船群の海上渡御、花火なども実施されます。