野口雨情「層雲峡小唄」 ー上川町 

野口雨情は生涯2000余の作詞を残していますが、全国を回って地方民謡も作っています。北海道では10か所にのぼります。
他は、恩根内小唄、美深歌謡、留萌小唄、根崎にて(函館市)、大函小函(上川町)、(弟子屈)、(十勝帯広)、(余市町)、(名寄)です。

野口雨情は昭和2年7月に大雪山層雲峡で開催された夏季の大学講師として訪れ「層雲峡小唄」を作詞しました。この時、雨情は黒岳に登っています。

「けはし山坂 苦になるものか のぼりゃかがやく御来迎」この句を奥村天酔の画に添え、書き残しました。


層雲峡グランドホテルは老舗のホテルで、 前身の塩谷温泉から数えれば100年以上経ちます。
この露天風呂の風景を見て、 野口雨情が読んだ詩が「層雲峡小唄」ということです。

 

碑は層雲閣グランドホテル 5階 露天風呂にあります。

層雲峡小唄 
ビクターから1930年(昭和5年)8月に発売になりました。

作詞 野口 雨情 作曲 藤井 清水 歌唱 朝居 丸子